syakasyaka48的見解

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映画『バットマン ビギンズ』感想

バットマン ビギンズ (字幕版)

タイトル 『バットマン ビギンズ

点数 3.9/5.0

・原作を知らなくても見やすかった
・少し古臭いところ・胡散臭いところも
・街壊しすぎ

 

今更ながらNetflixで『バットマン ビギンズ』を見た。

これまでアメコミの映画はスパイダーマンぐらいしか見たことがなく、避けてきた節があった。
作品数が多く、それぞれのヒーローについて設定をいちいち調べるのが面倒くさそうだと思ったからだ。
しかもいろいろな作品のキャラクターが一度に出てくるものまである。
作品を知っている人向けなのか、知らない人でもも楽しめるのか分からないし、確認するのも面倒だからだ。

 

しかし、バッドマンを扱った『ダークナイト』は良作だとの噂を前からよく耳にし、一度は見てみようと思っていた。
いざ見ようと思うとこの作品、3部作ではないか。
ネットで調べるとダークナイトだけみてもいいとの情報も目にしたが、せっかくなので最初から順に見ていくことにした。

 

ここからが映画の感想。
全体としてはバットマンを全然知らない私でも見やすい作品だった。
ストーリーは、主人公の生い立ちから、バットマンになった理由、そして大きな事件を解決するという王道的で分かりやすい話だった。
最初、主人公(ブルース・ウェイン)がヒマラヤで影の同盟とかいう組織で修業をするシーンがあるが、ここで忍者が描かれる。
煙幕を使ったり、背中に刀を差したりと「いかにも」な忍者なので、やっぱり所詮コミックが下地だとこんなものかなと思いかける部分もあった。
しかし、主人公の強さの理由にはなっているし、また煙幕(火薬)はのちのシーンでも何度か登場し重要な要素になっていたのでそれほど気にはならなかった。
ここで同盟の指導者としてラーズ・アル・グールというキャラクタ―が登場する(ただしこいつは影武者)。
渡辺謙が演じているのだが、若いし髪の毛もないので市川海老蔵に見える。
二人とも目がくっきりとした二重だからかな。
ネットで調べても同じようなことを書いている人はいなかったので私が人の顔を見分けるのが下手なのかもしれない。


なんだかんだあってブルースはバットマンになるのだが、途中からどんどん街を壊す。最後に行くほどどんどん派手になる。
迫力はあるのだが、パトカーが何台もお釈迦になったり、家や屋根をこんなに壊してたらそっちの被害の方が大きいじゃないと思えて仕方がなかった。
ブルースは大変な資産家なのでもしかしたら後から補填をしてたりするのだろうか。
それとも大義のためなら多少の被害は仕様がないといった思い切りの良さがアメリカ的な正義なんだろうかとか思いながら見ていた。

まあエンタメ作品だから深く考えない方がよさそうな気がした。

 

いろいろあったがアメコミ原作ということもあってか全体を通して気楽に見ることができた。
これからはアメコミ映画も食わず嫌いせずに見ようかな。
次は本命の『ダークナイト』を見ることにする。